夫の実家の遺品整理をしました

義父が亡くなって7年、義母が亡くなって4年。

住む人がいなくなり、

空き家になってしまった夫の実家。

苦労しながら懸命に働き、

4人の子どもを育て上げた両親が建てた家を

処分すると夫が決めるまでに4年の歳月が必要でした。


家の整理をすると

膨大な量の家族アルバムやビデオ、

4人の子ども達全員の結婚式の招待状から座席表、

家のリフォームや修理の記録や領収書、

孫たちが贈った絵や手紙、

義父と義母のつつましい暮らしぶり、

愛情に満ちた思い出の品々がいっぱい出てきました。

夫と私は

アルバムから良い表情の写真を3枚選び、

持ち帰り家に飾ることにしました。


残った大量の思い出のモノは

一般ごみとしては捨てることができず

遺品整理の業者さんに処分をお願いしました。

各地から遺品が集まる合同供養で

お経をあげ、お焚き上げをしてくれるのです。

結局燃やしているのですが

処分する側は気持ちの面で救われます。


他に依頼した内容は

個人情報に関わる書類の処分です。

(シュレッダーをかけて処分してくれます。)

遺品整理だけあって

手早いながらも、とても静かに作業は進みす。

さすがプロ!と感心しました。

料金は依頼するモノの量に比例します。


巷では親の空き家の片づけは厄介!

と言われていますが、

私はそれだけではないものを感じました。

育ててくれた天国にいる親と共有する時間であり、

親との本当のお別れを確認する時間でもあり…。

労力も時間もお金もかかりますが、

私にとっては

大切な時間、あってよかった時間と感じられたのでした。